2012年05月22日 (火)
五月某日、午後、綺麗な茶色のハンサムな、MIX犬18歳のこんちゃん(仮名)
をお見送りいたしました。
「夜勤の私を困らせることなく、朝早く逝ったのでしょう。
最後まで手のかからない良い子でした」
飼い主の女性はそう言って、涙をこらえました。
綺麗な花束と女性の電話番号と住所、好物のドッグフードの入った封筒
をこんちゃんに抱かせて最後のお別れをしました。
待合室で、しばらくいろんなお話を聞かせていただきました。

「日本人はペットの命を軽く考えすぎている、ブームに乗せられて買って、
飽きたら捨てる。一番許せなかったのは病気になってメスを入れられ抜糸もしてないまま、近所に捨てられていた犬を拾った時だそうです」
「ウチに来るのは、死にかけた犬猫ばっかり…」
彼女はこんちゃんが亡くなる今までの数十年、4匹の犬を見取り、
また捨て猫や捨て犬を保護しては、近所のスーパーやコンビニに貼り紙までして里親探しをしてきたそうです。
本当に頭の下がる思いがしました。
「でも、これで終わり。ほっとした。肩の荷が下りました。
これからは父の看病もあるし自分のできることのギリギリでやってきたから」
「お世話になりました」ニコリと笑い、
彼女は緑のお骨袋を大事そうに抱えて、とそ動物霊園を後にしました。
伊藤 憲秀
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